『未来の東京』戦略
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○新型コロナの危機は、テレワークの普及など、私たちの暮らしや働き方に大きな変化をもたらすと同時に、デジタル化の遅れなど、日本社会が抱える構造的な課題を改めて浮き彫りにした。○デジタル化やモビリティ革命、脱炭素化の動き、自然と都市機能の調和、国際金融センターなど、都を取り巻く環境の厳しさに強い危機感を持ち、ギアを上げて取組を加速していかなければ、世界の競争から大きく取り残されかねない。○国難ともいえる危機に直面している今だからこそ、変革の本質を見極め、課題の根源まで踏み込んで構造改革を強力に推進していく。○政策展開に当たっては、新型コロナで疲弊した経済、社会、人々のマインドを回復させながら、未来に向けた復興を目指す必要がある。○気候危機への対処を図りながら経済復興を目指すという世界の潮流を、環境だけでなく、人々の持続可能な生活を実現する観点にまで広げた「サステナブル・リカバリー(持続可能な回復)」を進めていく。○単に新型コロナ以前の社会に戻すのではなく、「サステナブル・リカバリー」の視点から政策のバージョンアップを図り、状況の変化にしなやかに対応しながら、新たな価値を生み出す強靭で持続可能な社会を創り上げていく。「構造改革」を強力に推進~課題の根源まで踏み込んで改革を推進~「サステナブル・リカバリー」の実現~強靭で持続可能な社会へ~新型コロナによる人々の価値観や社会のあり様の変化を展望し、「構造改革」と「サステナブル・リカバリー」の2つの大きな考え方を「未来の東京」戦略の軸に据えて、政策を展開していく。「『未来の東京』戦略」を展開するスタンス2020

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