『未来の東京』戦略
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•新型コロナ禍で、昨年4月以降、就業者数が大幅に減少したが、特に女性の就業者数が大きく減少した。非正規雇用の女性への影響も強く表れるなど、男性と比較していまだ女性が不安定な就業環境に置かれているという、構造的な課題が顕在化している。•コロナ禍でのテレワークの実践等により、家族で過ごす時間が増え、男性の家事・育児参加が一定程度進んだものの、その負担は依然として女性に大きく偏っている。•外出自粛や休業等による生活不安・ストレスの影響で、配偶者等からの暴力(DV)の増加・深刻化等が懸念されるとともに、経済・雇用状況の悪化、不安や悩みを抱える人の増加などを背景に、女性の自殺者数が増加している。•コロナ禍で深刻化、顕在化している、女性が直面する様々な課題に対し、女性の不安や悩みに寄り添い、きめ細かい対策を講じていく必要がある。女性に関わる様々な課題が深刻化、顕在化しており、女性に寄り添う、きめ細かい対策が求められている特に女性の雇用に大きな影響を及ぼしている⃝2020(令和2)年4月以降、就業者数が大幅に減少。2020年4月には、男性が39万人減、女性が70万人減と、特に女性の減少幅が大きい⃝2020(令和2)年3月以降、女性の非正規雇用労働者数は、対前年同月比で一貫して減少しており、「女性不況」の様相がみられる(資料)総務省統計局「労働力調査」を基に作成(資料)総務省統計局「労働力調査」を基に作成※原数値雇用形態別雇用者数の前年同月差(女性)就業者数※季節調整値384

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