『未来の東京』戦略
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オンラインを活用して、文化・スポーツを楽しむ層も⃝リアルな場での体験に制約が生じる中、オンラインを活用し、文化・芸術を鑑賞する人や自宅で運動する人が一定数存在⃝文化・スポーツそれぞれについて、オンラインによる体験に関心を持つ人が約3割(資料)第一生命経済研究所「第2回新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関する調査」を基に作成調査時期令和2年5月15日~16日ポストコロナ時代の新たな観光需要の掘り起こしが鍵⃝国際航空運送協会(IATA)によると、国際線の航空旅客需要の回復は国内線以上に時間を要し、世界的な航空旅客需要がコロナ禍前の水準まで回復するのは、早くとも2024年になる見通し⃝旅行者の安全・安心を確保しつつ、歴史、食文化、ポップカルチャー、多摩・島しょの自然などの東京の魅力の磨き上げや新たな需要の掘り起こしが不可欠インターネットを活用した鑑賞、運動・スポーツの状況387(資料)IATA「Outlook for air travel in the next 5years」、「Fiveyears to return to thepre-pandemic level of passenger demand」を基に作成世界の航空旅客需要の見通しコロナ禍による急激な需要減世界の航空旅客需要2019202020212022202320242025~順調な成長フェーズ回復フェーズ➢コロナ禍前の水準まで回復するのに4年以上を要する見通し順調に回復した場合においても、コロナ禍前の水準に戻るのは早くとも2024年イベントの中止・延期により、大きな経済損失が発生(資料)日本政策投資銀行「新型コロナウイルス感染拡大によるイベント等自粛の経済的影響について~3-5月の全国での経済損失3兆円と推計~」(令和2年6月25日公表)を基に作成※小規模のイベントやデータの取れないスポーツイベント(Vリーグ、格闘技など)は含まれない※調査後に中止決定した大規模イベントには、第102回全国高等学校野球選手権大会(甲子園)などがある※エンタメとスポーツは3~5月、花火は7~8月、インターハイは8月開催の主要イベントを対象に推計(資料)野村総合研究所「新型コロナウイルス対策緊急提言新型コロナウイルス感染拡大で生活におけるデジタル活用が急進展~『デジタル包摂』が急務~」(令和2年5月27日公表)を基に作成動画配信サービスなど、家で楽しめるサービスが人気⃝外出自粛の中、自宅で動画配信サービスを活用して、映画などを視聴する層が増加。令和2年3月~5月で6ポイント増となり、これまでの傾向と比較して大きく増加中止・延期数経済損失額音楽イベント音楽ライブ文化イベントミュージカル、演劇等フェスティバル自治体等が主催するイベント1,116件17,411億円プロ野球435件Jリーグ486件Bリーグ229件73件2,458億円1件278億円15,045件31,883億円合計スポーツプロスポーツイベント2,688億円花火類型エンタメ12,705件9,048億円インターハイ映画やテレビ番組などの有料動画配信サービス視聴割合の変化⃝全国で予定されていた様々なイベントが中止・延期となり、3兆円を超える経済損失が発生⃝リアルな場での体験や中高生の部活動の成果発表の場などが喪失⃝都では、アーティスト等が制作した動画作品をWeb上で発信する機会を提供

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