『未来の東京』戦略
59/394

10.6 22.7 27.8 31.8 05101520253035010020030040050019902000201020202030204020502060後期高齢者(75歳以上)人口前期高齢者(65~74歳)人口高齢化率(右軸)124307379381(%)(万人)(人生100年時代を幸せに生きる高齢者像へ)○一方で「喜寿」、「米寿」などの言葉にも表されるように、長寿は本来、本人や家族、地域社会にとって喜ばしいことである。東京に暮らす3人に1人が高齢者となる将来を見据え、高齢者が健やかに暮らしている社会をつくり上げていく必要がある。○人生100年時代を迎え、「○歳以上が高齢者」という従来の一律的な高齢者像は過去のものとなっている。元気な高齢者が自らの希望に応じて働き、地域活動を支える存在となるなど、経験を活かしながら、いつまでも活躍できる環境を整えていく。○デジタル技術を駆使し、高齢者が健康な状態をより長く維持できる対策を講じるとともに、高齢者一人ひとりにきめ細かく目を配り、認知症など介護が必要な状態になっても、住み慣れた地域で人とのつながりを保ちつつ、快適で心豊かに暮らせるまちづくりを進めていく。また、その家族が介護と仕事を両立できる環境を整備していく。全ての高齢者がデジタル化のメリットを享受し、QOLの向上を図ることができるよう、きめ細かいデジタルデバイド対策も進めていく。(健康長寿社会・東京モデルを実現する)○こうした高齢者が輝く「健康長寿社会・東京モデル」をつくり上げることで、東京は、今後高齢化が予測される世界の諸都市の模範となり、「Chōju」は世界の共通語となる。○2025年には、全ての団塊の世代が75歳を迎えることとなり、2040年には、団塊ジュニア世代が65歳以上となる。持てる資源や政策を総動員して、様々な主体と連携しながら、高齢者が元気に活躍し、心豊かに暮らせる東京を実現していく。(「超超高齢社会」を迎える東京)○医療技術の発達等により平均寿命が大きく伸びた「超高齢社会」が到来し、東京は世界の主要都市の中で最も長寿を誇る都市となっている。今後更に高齢化が進んだ「超超高齢社会」では、介護・医療に係る施設や人材の不足、社会保障費の増大、一人暮らし高齢者の増加といった、様々な課題があり、適切に対処していく必要がある。(資料)「国勢調査」(総務省)、「東京都昼間人口の予測」(東京都総務局)等より作成。(備考)2045年以降は政策企画局による推計。<高齢化率の推移及び将来推計>57

元のページ  ../index.html#59

このブックを見る