『未来の東京』戦略
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○その際、東京の国際競争力を維持・向上させるため、日本橋周辺でのまちづくりのように、老朽化したインフラや建築物の更新の機会を捉えて首都高を地下化するなど様々な手法を取り入れ、まちの大規模な更新を進めていく。○また、成熟した都市として高度な機能更新を図る中で、公共空間や公開空地、使わなくなった施設などを有効活用し、誰もが憩い楽しめる緑豊かな歩行者中心の空中回廊に再生するなど、新たな活用とあわせて、オープンスペースにおける緑や水辺などを充実させ、人がまち歩きや自転車利用を楽しみ、様々な場所で集い憩える、魅力あるウォーカブルな東京を実現する。○高度経済成長期には、東京への人口・産業の集中が高まり、市街地が近郊へと拡大したが、多摩の一部や島しょ部では既に人口減少局面に入っている。社会構造が大きく変化する中、今後の急激な人口減少を見据え、都心の再生や国際競争力向上を進めつつも、地域の特色や個性を生かした都市機能の再編や集約化を図るなど、メリハリのある市街地への更新を図り、コンパクトかつスマートなまちを実現していく。○主要な駅周辺では、業務、商業施設に加え、医療、高齢者福祉、子育て支援施設など、都民の生活を支え、柔軟な働き方・暮らし方に資する都市機能の集積が図られている。(地域の特性や人に着目した新しいまちづくりを進める)70

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