「未来の東京」戦略 version up 2022
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これまで新たな都政「シン・トセイ」に向けた構造改革を推進する中、気づき、体得してきた次の5つのスタンスで改革を更に実践し、満足度⤴戦略20構造改革ver.up改革実践のスタンス改革実践のスタンス改革実践のスタンス都政の構造改革が目指すのは、QOS(Quality of Service)の向上です。そして、その答えは都民や事業者などユーザーが知っています。これまでも、世論調査やパブリック・コメントなどを行ってきましたが、各種手続のユーザーレビュー機能の実装や、サービス開発の際のユーザーテストの実施など、新しい取組が始まっています。ユーザーとの対話が「非日常」から「日常」へと変化しつつあります。ユーザーの声改善環境整備なぜ都庁がオフィス改革?職員の働く環境や仕事の進め方を変え、内部事務のムダを徹底的に排除し、イノベーティブで都民サービスに直結した業務へとシフトを進めます。あなたの仕事はこれ、働く場所はここ、と決められた場所で決められた仕事をする時代から、職員が自らの仕事や働き方を主体的に捉え、より効率的で付加価値の高い仕事を進める組織へと、転換を進めています。意識改革組織変革デジタルが主流となっている昨今、スピードこそ最大の武器です。先進的な民間企業、諸外国では、短期間で様々なイノベーションとより多くの革新的なサービスを生み出し、大きな成長を遂げています。社会環境の劇的な変化にアジャイルに対応するために、都においても、様々なデジタルツールの活用や、仕事の進め方の見直しや創意工夫を行い、計画立案や事業執行の「年度単位を慣例」とする思考から脱却を図ることで、事業の検討から実施、検証のサイクルを早め、“爆速”経営を実現していきます。改革実践のスタンスオンラインのサービス提供、テレワーク、テレビ会議の急速な拡大など、将来目指す姿としていたものが瞬く間に現実のものとなりました。ユーザーの多くはインターネットに常時接続され、スマートフォンなどのデバイス、コンテンツ、求めるニーズやライフスタイルも目まぐるしく変化しています。今、デジタルの力を梃子に、「不便・面倒・複雑」な行政から脱却し、より良いサービスを、より速く、より多くの人へお届けしていきます。短期集中で様々なプロジェクトを実践していく中で、これまでの制度や仕組みなどの構造的な課題が顕在化しつつあります。民間や国、区市町村など多様なプレイヤーと連携しながら、柔軟な発想とアプローチで、これらの構造的な課題へと向き合っています。改革実践のスタンスQOS(Quality of Service)の飛躍的な向上につなげていく112ユーザーとの対話を徹底する働く環境を変えることで、人を、仕事を、組織を変える変革をスピードアップし、サービスをいち早く実現するQOSを徹底して数値化し、デジタルで爆上げする制度や仕組みなどの構造的な課題に切り込むDXLOWMIDHIGHQOS0103050204

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