「未来の東京」戦略 version up 2022
123/136

•災害時に孤立した地域へ、自律•地震や津波の後にも船舶の利用を可能とするため、主要な岸壁の耐震性や耐波性の向上を実施•島しょ地域の特性を考慮し、最適かつ簡易な構造を採用することでコスト縮減・工期短縮を図る•「東京都無電柱化計画(改定)(2021年6月)」や「東京都島しょ地域無電柱化整備計画(2022年1月)」で示した整備目標の達成に向け、無電柱化を加速•島しょ地域において、被災害時の代替ルート等となる道路整備山岳道路の防災力向上•現道拡幅や線形改良、代替ルート等となる道路整備により、災害時等における地域の防災性を向上うめがた•2021年7月に梅ヶ谷トンネルの掘削が完了し、2023年度の交通開放に向け整備を推進•災害の教訓を踏まえ「3つの視点」で•既設斜面対策施設の経年劣化対策の拡大•3D地形データの活用による斜面点検のドローンを活用した災害対応島しょの港湾等の防災対策•台風の襲来や低気圧の通過に伴う高波による被害を低減するため、海岸保全施設の整備を推進(4海岸で整備推進中)多摩・島しょ地域の無電柱化医療分野におけるDXを加速ドクターヘリの導入など、救急医療体制を更に強化•都内の病院・診療所等に対し、情報通信機器の整備等に係る初期経費を支援し、オンライン医療相談・診療の環境整備を一層推進•通信事業者による町立八丈病院へ•ドクターヘリを2022年3月に運航開始し、近隣県との広域連携に関する協定に基づいた広域訓練を実施する等、救急医療体制を強化121災害時の代替ルートとなる道路整備(多摩川南岸道路の例)梅ヶ谷トンネルの完成イメージ戦略17多摩・島しょver.up優先路線を選定し対策実施高度化▲島しょ地域の整備事例(大島町差木地地区)◆右図:ドクターヘリの運航体制▲路線選定3つの視点▲島しょ地域における簡易な構造のイメージ発進基地救急現場消防署▲優先路線(例)奥多摩町留浦地区国道411号線崩落箇所(2021年7月18日)出動要請指令室(多摩航空センター)出動指令ランデブーポイント人員派遣(杏林大病院)派遣協力•町立八丈病院と都立広尾病院において、5Gを活用した遠隔医療の実装を推進の5Gアンテナの設置を支援オンライン診療のイメージ○災害等の課題に万全の備えを構築○多摩・島しょにおける医療環境を充実被災の影響を大きく受けた路線代替路がない路線生活・物流の中心となる路線基地病院協力病院搬送先医療機関飛行ドローンを活用し、物資を搬送するための輸送体制を確立災状況等をより高精度に把握するため、様々な環境に対応可能な高性能ドローンを配備視点3:都民の命と健康を守るため、地域特有の課題に応じた防災対策や医療体制を強化する

元のページ  ../index.html#123

このブックを見る