「未来の東京」戦略 version up 2022
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激甚化、頻発化する豪雨から都民の命と暮らしを守るため、河川施設の整備を効率的、効果的に推進気候危機に打ち勝つ「強靭な都市」の形成を目指し、2022年度より、将来の気候変動を踏まえた「河川施設のあり方」策定に向け取り組む3か年のアクションプラン(主要)浸水被害軽減に大きく貢献・雨水貯留施設合計容量約60万m3(25mプール2,000杯分)(出典)「東京都豪雨対策アクションプラン」(令和2年1月東京都)取水によって、調節池の下流地点で最大約1.5mの水位低下効果があったと推測護岸の高さ・2箇所新規稼働・2箇所事業化和田弥生幹線(容量15万m3)―豪雨に対して大きな効果を発揮する調節池等の整備推進・城北中央公園調節池(一期)など現在工事中の調節池等の整備を着実に推進・2030年度までに150万m3の調節池を新規事業化するという目標に向け、引き続き取り組む目黒川流域調節池(仮称)の事業化(2022年度)・河川整備計画において上流3支川(北沢川、烏山川、蛇崩川)それぞれに位置気候変動を踏まえた「河川施設のあり方」策定に向けた取組・気候変動の影響による降雨量の増加や海面上昇、台風の大型化等を考慮した「河川施設のあり方」策定に向けた取組に着手・策定にあたっては、学識経験者等による「気候変動を踏まえた河川施設のあり方検討委員会(仮称)」を設置・今後目指すべき整備目標の設定や地下河川を含めた施設整備方針、他施設との連携方策などを決定するための取組を実施約21万m3約68万m3づけている調節池をトンネル式で一体的に整備・豪雨に対する対応力を一層強化するため、環七地下広域調節池と接続⇒4流域において相互融通が可能な総容量約190万m3の調節池として機能を発揮環七地下広域調節池延伸(目黒川流域調節池(仮称)事業着手)流域を超えた運用イメージ運用中整備中・1箇所事業化(目黒川流域)気候変動を踏まえた「河川施設のあり方」策定に向けた取組神田川・環状七号線地下調節池妙正寺川善福寺川神田川約54万m3 運用中工事中の調節池等の着実な整備推進新たな調節池の事業化に向けた取組約47万m3河川整備基本方針・整備計画の改定等・整備方針の策定・3箇所新規稼働神田川・環状七号線地下調節池にて神田川、善福寺川より洪水を取水し、総容量の約9割の49万m3を貯留⇒令和元年東日本台風時の貯留率は約6割・雨水ポンプ施設合計排水能力14万m3/分(1秒間で25mプール8杯を空にできる能力)調節池等の整備推進気候変動を踏まえた「河川施設のあり方」策定に向けた取組令和元年東日本台風におけるストック効果具体的な取組(主要)神田川の水位状況グラフ調節池が無かった場合は氾濫水位を超過していた可能性あり➡調節池の取水によって溢水を防止2021年度末(見込み)(2016~2025年度)白子川地下調節池環状七号線地下広域調節池(石神井川区間)白子川石神井川2022年度貯留量:約190万m3洪水調節機能を流域間で融通調節池整備のさらなる推進目黒川流域調節池(仮称)北沢川烏山川蛇崩川新規事業化(2022年度~)調整が完了したものから順次事業化年次計画2023年度2024年度河川下水道

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