首都移転にNO!
<東京都知事本局地方分権推進部国政広域連携・首都調査担当>

トップページ東京都はこう考えます首都移転に関する知事発言
平成12年第1回定例会代表質問に対する知事答弁 (平成12年2月29日)


 首都移転反対の次なる行動についてでありますが、あの千駄ケ谷の体育館における大集会を終えただけで別にほっとしているわけでもございません。国会等移転審議会の答申は、候補地のまさにばらまきといった形で終わりましたが、今後の議論は国会に移ったところであります。次の総選挙の結果いかんでどういう扱いになるかわかりませんが、いずれにしろ、この問題は、ご指摘のとおり、東京だけでなく日本の将来を左右するものと認識しております。今後、国等の動向の把握に一層努めるとともに、都議会の皆様や七都県市とも連携し、移転が白紙撤回されるまで、あらゆる機会をとらえて、国民にこの問題の危うさについてキャンペーンをし、これを阻止する努力を続けていくつもりでございます。

 次いで、首都東京の将来ビジョンについてでありますが、おっしゃるとおり、首都移転を阻止するためにも、反対運動とともに、東京の将来のビジョンというものを、できるだけイメージとしても明確に示すことが必要と思います。本年末を目途に策定中の東京構想2000において、東京圏などの広域的な連帯の視点を踏まえて、五十年後を視野に入れたダイナミックな大メガロポリスのビジョンを示し、二十一世紀においても東京が日本の首都として、また、アジアを代表するグローバルプレーヤーとして存続していくことを明らかにしたいと思います。これまで以上に隣接県などとの連携を図り、東京メガロポリス構想を策定して、東京圏全体の力で日本を牽引していくということを国民に示していきたいと思います。

(以上、山崎泰都議会議員(無所属クラブ)に対する知事答弁、議会局ホームページ本会議の記録 より作成)