首都移転にNO!
<東京都知事本局地方分権推進部国政広域連携・首都調査担当>

トップページ東京都はこう考えます首都移転に関する知事発言
平成12年第2回定例会代表質問に対する知事答弁 (平成12年7月5日)


 まず、首都移転問題でございますが、先般の国の特別委員会の決議は、本当に一言の議論もなしに決まったようでありますけれども、都としても、解散前のアリバイづくりと考えておりますが、もとより手をこまねいているわけではございません。

 候補地の動きもありまして、来るべき候補地との比較考量などに向けての、東京の圧倒的な優位性を示すことを着実に準備してまいります。

 また、東京を21世紀の首都にふさわしい都市としていくことを、東京構想2000等で全国にアピールしていきたいと思っております。

 今年度の国への提案要求においても、首都移転反対は最重点事項として、近々、私みずからも国に出向いて、直接要求するつもりでございます。また、国の特別委員会等への働きかけをもっと強めていきたいと思っております。

 今後とも、東京都だけではなくて、周囲の七都県市等とともに、都議会も含め、地方の議会も含めて、連携を強めながら、移転が白紙撤回されるまで反対運動を展開していくつもりでございます。

(以上、松本文明都議会議員(自由民主党)に対する知事答弁、議会局ホームページ本会議の記録 より作成)



 最後に、首都移転反対の働きかけについてでありますが、おっしゃるとおり、まだわけのわからぬことを国会はやっておるわけで、今度大分顔ぶれも変わりましたけども、何といっても首都圏というものは、東京だけじゃなしに七都県市が共同して首都機能を運営しているわけでありまして、そういう意味で、この地域から出ている国会議員にもっと強い自覚を持ってもらいまして、そして、国会の場で、責任を持ってこの反対を主張し、自分らの責任で、こういう愚かな計画というものをつぶしていただきたい。

 こちらがそれを主導するというと、いろいろ国会議員のこけんもあるでしょうから、しかし、いずれにしろ、お互いに政治家でありますから、国家のためになることなら、愚かなる政策はつぶすということで、ひとつ、この地域から出ている国会議員懇談会等の活動を通じて、この移転反対運動を拡大して、結果として、都民、国民に満足していただくような、そういう成果を得たいと思っております。

(以上、藤川隆則都議会議員(無所属クラブ)に対する知事答弁、議会局ホームページ本会議の記録より作成)