首都移転にNO!
<東京都知事本局地方分権推進部国政広域連携・首都調査担当>

トップページ東京都はこう考えます首都移転に関する知事発言
平成14年第2回定例会 知事施政方針表明 (平成14年6月11日)


 首都移転は、大半の国民にとって、およそ現実味がなく、関心の湧かない話題であると思います。しかし、地元への誘致を狙っている一部の国会議員に引きずられ、国は、未だに首都移転を断念しておりません。

 これまで都議会の皆様とは、首都移転がいかに無益なものかを共に訴えてまいりましたが、議論することを避けたまま、移転に向けた手続きだけを闇雲に進めるのが、国の手口でありました。

 しかし、衆議院の特別委員会は、先月末を期限と定めていながら、移転候補地の絞り込みを行うことができませんでした。自らが決めたスケジュールを守れなかったことは、3か所の候補地を抱えたこの問題が膠着状態に陥り、これ以上の前進が難しくなった何よりの証左であります。国は、これを潮時として、首都移転の問題を考え直すべきであると思います。

 国の政治家には、過去の決議にとらわれることなく、我が国の将来を冷静に見通し、首都移転を白紙撤回することを改めて強く要求いたします。





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