今年は、江戸に幕府が開かれてからちょうど400年目に当たります。東京は、江戸、明治以来今日に連なる長い歴史の上に築かれた大都市であります。先人達の努力が蓄積され、政治、行政、経済の機能が高密度に集中する東京は、日本を牽引していく大きな役割を担っております。 しかし、国は、こうした認識を持ち得ず、未だに首都移転の幻想に振り回されておりますが、一刻も早く移転論議に終止符を打ち、白紙に戻すべきであり、それが歴史の必然、また蓋然でもあります。