東京都は、「国際金融都市・東京」構想の取組の1つとして、前年度に引き続き、都民のニーズや課題の解決に資する画期的な金融商品・サービスの開発・提供を行う金融事業者に加え、ESG投資※の普及を実践する金融事業者を表彰する「東京金融賞」を実施しています。
本表彰における「金融イノベーション部門」では、都民の皆さまから寄せられた金融サービスに関するニーズや課題を基に25のテーマを設定し、7月16日から8月23日の間、テーマに即した金融事業者を国内外から募集いたしました。
その結果、日本を含む17の国・地域、80事業者から解決策の応募があり、この度、5者の金融事業者が一次審査を通過し、支援プログラムに参加することが決定しましたので、お知らせします。
1.支援プログラム参加事業者(アルファベット順)の概要
企業名 | 国/地域 | 応募テーマ | 事業者の概要 |
株式会社フィンプラネット | 日本 | 【その他】 人生100年時代に備えた新しい金融サービスがほしい |
公平・中立な立場から「ベストアドバイスのある暮らし」の実現に向けたロボアドバイザーを提供 |
Fly Money Technologies LTD | イスラエル | 【決済】 電子マネーの種類が多すぎて使いづらい |
旅行先や出身地に応じて、旅行者に現地通貨ソリューション(現地のモバイルウォレット、現地の現金、プリペイドカード等)を提供することで、旅行者が地元の人と同じように支払うことを支援 |
株式会社400F | 日本 | 【資産運用】 資産運用について中立的で、自分に合った商品のアドバイスがほしい |
お金の悩みを持つユーザーとフィナンシャルプランナーやIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)等のマッチングプラットフォームを提供 |
Frich株式会社 | 日本 | 【保険】 保険のシェアリングが実現できるようなサービスがほしい |
通勤通学時の交通事故や自転車事故等に係るヘルプコール付き弁護士費用保険を販売 |
株式会社インフキュリオン・グループ | 日本 | 【出入金】 シンプルで低コストな送金アプリがほしい |
金融・決済領域を中心とした事業開発グループ。SaaS(*1)基盤の提供や企業のデジタルトランスフォーメーション(*2)支援を通じて、キャッシュレス社会の実現を推進 |
(*1) | "Software as a Service"の略。インターネット経由でアプリケーション機能を提供するサービスの形態 |
(*2) | クラウドやモビリティ等を利用し、新しい製品やサービス、新しいビジネス・モデルを通じて価値を創出し、競争上の優位性を確立すること |
2.支援プログラムの実施
今後、上記の5事業者に対し、支援プログラム(メンターシッププログラムの提供、ビジネスマッチング機会の提供、開発環境(オフィススペース)の提供等)を実施し、最終審査による順位付けを行った上で、3者を表彰いたします。なお、表彰式の詳細は後日決定の上、公表いたします。
3.スケジュール
東京金融賞の詳細は専用ホームページをご覧ください。
【問合せ先】 戦略政策情報推進本部 特区・戦略事業推進課 電話 03-5388-2144 FAX 03-5388-1211 |