女性のための金融セミナー 知っておきたい金融の基礎知識 第2回

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皆さん、こんにちは!株式会社WealthLead(ウェルスリード)の濵島です。第2回目のコラムをお届けします。
前回、株価指数の上昇率より、その株価指数に連動する投資信託を持っている投資家のパフォーマンスは悪い、その原因は「人間は感情で動く生き物であり、時に非合理的な行動をとってしまう」からとお伝えしました。そして、今回はその「感情」に左右されずに投資を実行していく方法をお伝えします。
ドルコスト平均法」。この言葉をお聞きになったことはおありでしょうか。投資の対象を「定期的に」「同額で」購入していく方法のことです。
具体的に見てみましょう。ある株式を2018年8月から毎月10,000円ずつ購入したとします。その間の値動きと購入金額、株数は次のようになります。

表1

 

6ヶ月合計で60,000円分投入して購入できた株数は67.50株。その平均購入価格は60,000円÷67.50株で、約888.9円です。
するとどうでしょう!株価は6ヶ月前と同じ1,000円ですが、平均購入価格は888.9円ですから利益が出ていますね!株価に関係なく毎月同金額を購入することで、株価が安い時には多くの株数が購入でき、高い時は少ない株数を購入しているからです。
このドルコスト平均法は、時間をかけて資産形成していくのにはとても良い方法です。ただし、ずっと下がっていくような投資対象であったら、当然ですが報われることはありません。上がったり下がったりしながらも、将来的には値上がりが見込める投資対象を選ぶことが大切になります。
このように一定のルールを決めてしまい、それを忠実に守っていくことが「感情に左右されることなく」投資を継続していく一つの方法です。参考になさってくださいね!

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