東京市場に参加するプレーヤーの育成
東京市場に参加するプレーヤーを増やすため、海外金融系企業の誘致、資産運用業者・フィンテック産業の育成、金融教育等の充実に取り組んでいます。
海外金融系企業の誘致
2020年度までに金融系外国企業*50社の誘致を目指しています。
*資産運用業又はFinTech事業を営む外国法に基づき設立された法人
金融系外国企業拠点設立補助金
東京都に金融系外国企業(資産運用業及びフィンテック企業)を積極的に誘致するため、東京都内に新たに拠点(日本法人等)を設立する金融系外国企業に対し、人材採用経費等拠点設立に要した経費の一部を補助します。
東京国際金融機構 (FinCity.Tokyo) の設立
東京都では、「国際金融都市・東京」構想において取組の一つとして掲げている、プロモーション組織の設立に向け、官民の実務担当者による検討会を開催しました。海外主要都市の事例も参考にしつつ、プロモーション組織の体制、当該組織が担う業務の範囲とその対象、財源を含む収支スキーム等について検討しました。
そして2019年4月、官民一体となった「東京版金融プロモーション組織」である、(一社)東京国際金融機構(FinCity.Tokyo)が設立されました。
東京金融賞
資産運用業者の育成
「東京版EMPファンド創設」に係る運営事業者募集
日本には諸外国の国際金融センターと比べ資産運用業者が少ないことに加え、欧米やシンガポールなどにみられるような、機関投資家が新興資産運用業者(Emerging Manager(EM))に対して資金を預け、育成につなげていく仕組み(Emerging Managers Program(EMP))が存在しません。 そこで、東京都は、国内機関投資家等に対し、EMを育成する東京版EMPファンドを創設、運営する事業者を募集します。
「ミドル・バックオフィス業務の外部委託費用等」に係る補助金
東京で新たに資産運用業を立ち上げる国内外の資産運用業者は、人的資源が限られており、ミドル・バックオフィス業務の負担が大きいケースがあります。 そこで、東京都は新興資産運用業者等が運用部門(フロント部門)に人的・経営資源を集中できるよう、ミドル・バックオフィス業務に係る負担を軽減するための補助金を設けています。
Tokyo独立開業道場「目指せ!独立系資産運用会社」の開催
将来の東京市場の活性化に寄与する資産運用業者を増やすことを目的とし、都内で資産運用業の開業を目指す金融機関勤務者等に対し、開業のためのノウハウの提供を行うセミナーを開催しています。
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EMPセミナー(EMPの認知度向上及びEM等のプレゼンテーション機会の創出)


新興資産運用業者育成プログラム(EMP)※等の導入促進に向け、EMPの認知度向上を図るとともに、資産運用業者と国内機関投資家等との交流を図るセミナーを開催しています。
※ Emerging Managers Programの略。アセットマネージャーを志す候補者を発掘して資金を提供し、若手のマネージャーの育成を支援すること。
フィンテック産業の育成
フィンテックアクセラレータプログラム
先進的な技術やビジネスモデルを持つ外国スタートアップ企業を募集し、外国企業が日本市場の独自性や都内企業のニーズを理解するとともに、都内企業が外国企業の持つ技術の理解を深めることで、外国企業と都内企業とのビジネスマッチングを図ることを目的としています。
金融教育等の充実
都民向け金融セミナー


都民の金融リテラシーの向上に資するセミナーを開催しています。
エコノミクス甲子園
若年層の金融リテラシー向上に向けた取組として、高校生が金融・経済について学ぶきっかけにつながる「全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園」(主催:認定NPO法人金融知力普及協会)」の東京大会を後援しています。