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第8回 「医療経済の視点で見る医療の問題点とみらい~医療データの活用~」 吉田恵美子氏

更新日

第8回 都庁マネジメント本部

日時

平成30年3月5日(火) 14:00~15:00

場所

都庁第一本庁舎7階小会議室

出席者

知事、副知事、政策企画局長、総務局長、財務局長、生活文化局長、福祉保健局長、病院経営本部長 ほか

議題

「医療経済の視点で見る医療の問題点とみらい~医療データの活用~」

内容

外部有識者(株式会社 Healthcare to All 代表取締役 吉田恵美子氏)を招き、医療分野におけるデータ活用について講義と意見交換を行った。

講義の概要

【講義テーマ】「医療経済の視点で見る医療の問題点とみらい~医療データの活用~」

  • 医療費の増大が見込まれる中、医療の効果と費用を見極め、限られた資源を有効配分するという考え方が「医療経済」。
  • 特に日本は諸外国との比較において、人口当たりのベッド数の多さや平均在院日数の長さが顕著であり、「医療をやればやるほど儲かる制度」(医療行為の提供≒報酬)に基づいた、供給過剰に基づく需要の喚起が生じていると考えられる。
  • また我が国では、普通の生活の中で必要な医療・保健情報やサービスにすぐアクセスできる体制になっていないこと、具体的には、必要な時に必要な医療に誘導する家族医などのプライマリーケアが不足している。
  • 医療データを上手に活用すれば、情報の非対称の問題を改善し、上記の問題を軽減できる可能性がある。
  • 必要なのは、一つには都民目線に立った医療・保健データの適切な提供、例えば「お腹が痛い時には、どこへ行きどのような治療を受けたらよいか」といった情報の収集と提供。もう一つは、こうした情報やサービスが健康行動を自ら起こさない人々にも届くように、ICTの活用やアクセスにナッジを効かせて保健指導等に誘導すること。
  • 都の役割は、こうした大きな制度の設計と、データの取扱い環境の整備であると考える。そのためにまずは、都民の真のニーズ把握が必要だろう。

意見交換等

都民目線に立った医療・保健データとその提供方法などについて意見交換した。

記事ID:001-000-20231013-002956