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第11回 最先端技術を活用したがん治療について 中村祐輔氏

更新日

第11回 都庁マネジメント本部

日時

令和元年12月17日(火) 15:00~16:00

場所

都庁第一本庁舎7階小会議室

出席者

知事、副知事、教育長、東京都技監、総務局長、財務局長、戦略政策情報推進本部長、病院経営本部長 ほか

議題

最先端技術を活用したがん治療について

内容

外部有識者(公益財団法人がん研究会がんプレシジョン医療研究センター所長 中村祐輔氏)を招き、最先端技術を活用したがん治療について、講義と意見交換を行った。

講義の概要

【講義テーマ】「ゲノムと人工知能ががん医療に革命を起こす」

  • 「ゲノム情報」を核として、「人工知能」、「リキッドバイオプシー」、「免疫療法」を統合的に結びつけていくことで、がん医療に革命を起こすことができる。「がんプレシジョン医療」は、がんの個性を知り、個性に基づく治療薬を選択したり、患者ごとに適した免疫療法を提供したりすることであり、実装化するには人工知能の開発・実装化が鍵となる。
  • 人工知能活用例として、AIが医療用語を学習して診療時等の音声を文章化することで、医療従事者と患者・家族のアイコンタクト診療を推進し、説明時間を確保する事例などもある。医療現場の負担軽減と患者の満足度を高めることの両立を図ることが可能となる。
  • リキッドバイオプシーは血液から遺伝子を解析する方法であり、がんのスクリーニング率の向上、早期発見・早期治療、的確な治療法の選択が可能となる。免疫療法はそれぞれのがんの特性に合わせて行う治療であり、ネオアンチゲンワクチンといった新しい治療薬の開発が、がんの治癒率を上げるための重要な役割を担うと期待される。

【意見交換等】

最先端技術を活用したがん治療に関する現状や課題などについて、意見交換した。

記事ID:001-000-20231013-002970