第7回 規制改革の現状について 大田弘子氏
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第7回 都庁マネジメント本部
日時
令和元年9月25日(水)14:00~15:00
場所
都庁第一本庁舎7階小会議室
出席者
知事、副知事、政策企画局長、総務局長、財務局長、産業労働局長、病院経営本部長 ほか
議題
規制改革の現状について
内容
外部有識者(政策研究大学院大学特別教授 大田弘子氏)を招き、規制改革の現状について、講義と意見交換を行った。
講義の概要
【講義テーマ】「規制改革の現状について」
- 日本における規制改革の主な問題は、医療・介護・保育・農業など株式会社が参入できないか、参入できても競争条件が等しくないという"官製市場"における規制の問題と、第4次産業革命が急速に進むなかで、デジタル化のスピードに規制の改革が遅れている問題である。
- これまで国は規制改革推進会議等において、様々な改革を行ってきた。この3年間は、行政手続きについても、事業者側の目線により行政手続の簡素化・IT化を進め、9つの重点分野で事業者が行政手続にかけるコスト(作業時間)を、2020年までに3年間で20%以上を削減するという取組を行っている。
- 不要になった規制が残ると、イノベーションの阻害など様々な弊害が起こる。技術革新のスピードに制度改革が追い付かなければ、わが国が持てる資源(技術・人材・資金等)を活かせない。今後、むずかしい規制改革を進めるには、目指す方向を明確にしたうえで規制、税制、社会保障制度などをパッケージとして取り組んでいくことが必要である。
意見交換等
東京圏国家戦略特別区域会議において都が提案する案件や、規制改革の現状と課題などについて意見交換した。
記事ID:001-000-20231013-002965