第7回 東京一極集中の問題について 川崎一泰氏
- 更新日
第7回 都庁マネジメント本部
日時
令和5年9月12日(火) 16:45~17:45
場所
都庁第一本庁舎6階ホール
出席者
知事、副知事、教育長、東京都技監、政策企画局長、総務局長、財務局長 ほか
議題
「東京一極集中の問題について」
内容
外部有識者(中央大学総合政策学部教授 川崎一泰氏)と議題について講義及び意見交換を行った。
講義の概要
【講義テーマ】「東京一極集中の問題について」
- 日本では、地域間の所得格差があるから地方振興や東京抑制が必要と言われてきたが、OECDのデータを比較すると日本の地域間所得格差は、国際的には極めて小さい水準である。
- 大都市抑制の論調から抜け出すためには、東京はグローバルマーケットを目指していくことを明確にしていかなければならない。
- 1990年台以降、日本の経済はずっと横ばいだが、その間アメリカは年3%程度、ヨーロッパも年1%程度成長しており、日本の世界におけるポジションは下がっている。
- 日本は戦後長らく大都市を抑制する政策をとってきたが、地方創生につながっていない。大都市を抑制しても何も生まれなかった。
- 今後は公共部門のみでサービスを提供するだけではなく、民間等と一緒に課題解決の方法を探り、各地域で需要を創り出すことを考えていくことが重要
- 世界各国のグローバルシティは様々な工夫をしており、東京もグローバルマーケットを目指し、トライする価値はある。
【意見交換等】
地方との共生、民間投資を呼び込む方策などについて意見交換を行った。
記事ID:001-000-20231013-003019