第12回 ボトムアップが組織を強くする 遠藤功氏

更新日

第12回 都庁マネジメント本部

日時

令和5年11月28日(火) 10:45~11:45

場所

都庁第一本庁舎6階ホール

出席者

知事、副知事、教育長、東京都技監、政策企画局長、総務局長、デジタルサービス局長 ほか

議題

「ボトムアップが組織を強くする」

内容

外部有識者(株式会社シナ・コーポレーション 遠藤 功氏)と議題について、講義及び意見交換を行った。

 

講義の概要

【講義テーマ】「ボトムアップが組織を強くする」

  • 日本の企業の独自性、世界で勝つための競争力の源泉は、現場力(現場の問題解決力)にある。現場を主役にして、現場を大事にしてきた会社が、抜きん出た現場力と圧倒的な業績を手に入れている。
  • 現場には大小様々な問題が日常的に生まれる。それらを現場で主体的・継続的に解決することで、新しいアイデアや新しい価値が生まれ、やりがいにも繋がっていく。こうした問題解決型の非凡な現場をマネジメントとして作ることが大事
  • 世界的にも「実行」の時代と言われている。戦略や計画は比較的容易に真似ができるが、実行を担う組織能力はそう簡単には真似ができない。実行の当事者である現場の力で差別化すれば、世界で戦える。
  • 一方で、現場力が劣化している日本企業が増えている。様々な分析がされているが、結論は共通して組織風土に問題があるということ。組織風土の劣化でものが言えない組織になってしまい、結果として現場力も劣化してしまっている。
  • 組織の「土壌」であるカルチャー(組織風土+組織文化)を創造することが重要。なんでも自由に言えるような組織風土を作り、その上にそれぞれ固有の組織文化を形成する。その上で現場力を高めていく。こうした積み重ねが重要。

【意見交換等】

現場力の作り方、今の現場に求められる人材像やその育成などについて、意見交換を行った。

記事ID:001-001-20240115-010528