第16回 シリコンバレーの最新トレンドとスタートアップ振興策に関する示唆 伊佐山元氏
- 更新日
第16回 都庁マネジメント本部
日時
令和6年2月15日(木)16:30~17:30
場所
都庁第一本庁舎7階中会議室
出席者
知事、副知事、教育長、東京都技監、政策企画局長、総務局長、財務局長、産業労働局長、スタートアップ・国際金融都市戦略室長 ほか
議題
「シリコンバレーの最新トレンドとスタートアップ振興策に関する示唆」
内容
外部有識者(WiL,LLC(ウィル)CEO伊佐山元氏)と議題について、講義及び意見交換を行った。
講義の概要
【講義テーマ】「シリコンバレーの最新トレンドとスタートアップ振興策に関する示唆」
- 世界的な金利上昇などにより、スタートアップを取り巻く環境は大きく変わってきた。数年前までは赤字経営でも資金調達が可能であったが、今は上場するのが難しくなり、大手のIT企業が買収する形が多くなっている。
- テクノロジーの進展が指数関数的な時代になった。生成AIはすごくインパクトがある技術の一つで、どうやって企業経営に活かすかが非常に大きなポイントになっている。実際にAIによる自動化でレイオフが非常に増えている。
- 日本で起業家が少ない要因として、失敗を恐れる風土や、身近に起業家が少ないことが挙げられる。起業家のコミュニティをつくることや大学での起業教育などで、起業家のすそ野を拡大していくことが必要
- ユニコーン創業者の多くが海外での留学や勤務を経験している。留学やSTEM教育など、国際的な視点の教育や、学生の職業経験が日本では足りていない。理系人材が起業家側に回るというような流れを作ることが重要
- 行政によるスタートアップの活用も重要。アメリカでは入札手続き支援やベンダーの多様性の確保がされている。
【意見交換等】
スタートアップ振興のための課題などについて、意見交換を行った。
記事ID:001-001-20240319-011331