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第8回 結婚支援について 山田昌弘氏、吉村泰典氏

更新日

第8回 都庁マネジメント本部

日時

平成29年7月10日(月) 13:00~14:30

場所

都庁第一本庁舎7階小会議室

出席者

知事、副知事、東京都技監、政策企画局長、総務局長、生活文化局長、福祉保健局長、産業労働局長、教育庁次長 ほか

議題

結婚支援について

内容

外部有識者(山田昌弘氏 *中央大学文学部教授、吉村泰典氏 *内閣官房参与/慶應義塾大学名誉教授)を招き、結婚支援に関する講義と意見交換を行った。

講義の概要

山田昌弘氏:講義テーマ「日本の結婚の現状と結婚支援の課題」

  • 少子化・結婚を考える時に押えるべきポイントは、子供にみじめな思いをさせたくないなどの世間体意識や、安定した経済生活を望みリスクを嫌う意識といった、日本人の行動特性。
  • 近年の未婚化の理由は、①経済的な不安、②出会いの減少、③恋愛へのあこがれ消失。
  • このため、①収入が不安定な男性等の結婚後の生活不安を払拭すること、②シャイな若者の自然な出会い、積極的な出会いの機会を増やすこと、③恋愛や結婚生活へのあこがれを復活させること、などの支援が必要。

吉村泰典氏:講義テーマ「少子化と結婚-医学的見地より-」

  • 少子化の要因として挙げられるのは、女性の社会進出・キャリア形成、未婚化、晩婚化・晩産化。
  • 女性が出産を先送りにしてきたのは、妊娠・出産に関する知識の不足と、若い時期に出産とキャリア育成を両立する就業モデルが無かったこと。
  • 若い時期から生殖に関わる知識・情報の提供や教育を行うとともに、不妊治療への支援等が求められる。
  • 待機児童対策など子育て保育の質・量の充実とともに、夫の育児への協力や、そのための働き方改革など様々な取組を推進するほか、少子化に対する危機感を社会全体で共有することが重要。

意見交換等

結婚や妊娠の課題等に関して、都における支援のあり方などについて意見交換した。

記事ID:001-000-20231012-002001