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第25回 にぎわいの公園への再生とマネジメント 坂井文氏

更新日

第25回 都庁マネジメント本部

日時

平成30年2月26日(月)13:00~14:00

場所

都庁第一本庁舎7階小会議室

出席者

知事、副知事、教育長、東京都技監、政策企画局長、総務局長、財務局長、建設局長、港湾局長 ほか

議題

公園について

内容

外部有識者(坂井文氏 *東京都市大学教授)を招き、公園の再生やマネジメントなどに関する講義と意見交換を行った。

講義の概要

【講義テーマ】「にぎわいの公園への再生とマネジメント」

  • ニューヨークのハイラインやセントラル・パーク、ブライアント・パークなどでは、NPOやBID※といった新たな主体により、公園の再生・管理運営が行われている。
    ※BID(Business Improvement District)とは、法律で定められた特別区制度の一種で、地域内の地権者による共同負担金を原資とし、地域内の環境改善や不動産価値向上のための活動を行う組織。アメリカ、イギリスやドイツでも制度が導入されている。
  • ロンドンのトラファルガー・スクエアーなどでは、広場と道路など公共空間を再編することで、にぎわいのある公園への再生が行われた。また、ケンジントン・ガーデン(ハイド・パーク)では、寄付による管理運営や期間限定イベント等によるリピーターの醸成など、新たな仕掛けが行われている。
  • イギリスでは、公園の整備事業だけでなく管理運営事業への助成と併せ、運営に関する評価(表彰)を行っている。また、都市開発に伴い求められる地域への貢献として、開発敷地外の公園の整備といったメニューも用意されることがある。
  • 人気のある公園の周辺は開発が進むが、一方で、環境と景観の保全のため、アメリカでは周辺開発に対する形態規制を行う例もある。
  • 公園計画のプロセスとしては、企画・計画・整備・管理などを通したプラットフォームの形成やその総合プロデュース役が重要。福岡市の水上公園では民間事業者による整備・管理運営を実施している。

意見交換等

海外の先進事例等を踏まえ、官民連携による公園の再生や公園マネジメントの方策などについて意見交換した。

記事ID:001-000-20231014-003037