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第4回 都庁におけるマーケティング5.0活用について 藤田健太郎氏

更新日

第4回 都庁マネジメント本部

日時

平成30年8月31日(金) 15:15~16:15

場所

都庁第一本庁舎7階小会議室

出席者

知事、副知事、教育長、東京都技監、政策企画局長、総務局長、財務局長、交通局長 ほか

議題

都庁におけるマーケティング5.0活用について

内容

外部有識者((株)BNGパートナーズ代表取締役社長 藤田健太郎氏)を招き、データを活用したマーケティングに関する講義と意見交換を行った。

講義の概要

【講義テーマ】「都庁におけるマーケティング5.0活用について」

  • 経営学者フィリップ・コトラーは、マーケティングの発展段階を「マーケティング1.0」(1900年代~)から「マーケティング4.0」(2010年~)まで定義した。今回提唱する「マーケティング5.0」は、様々な情報を活用して顧客の考えや行動から潜在的なニーズをも把握し、それに沿ったサービスを提供するという考え方である。
  • その背景には、SNSやインターネットの発達による情報発信の活発化や、AIを活用した深層心理にまで踏み込んだ顧客ニーズの分析といった技術面の進化がある。マーケティング5.0では、個々人の情報(パーソナルデータ)が価値ある資産となり、その取得の手段としては普及率の高いスマートフォンが有効である。都営地下鉄の利用者も多くがスマートフォンを使用していることから、スマートフォンを通じた情報の獲得が期待できる。
  • 都政改革本部会議において都の事業の総点検を行っているとのことだが、今後の事業展開にあたって、新たなマーケティング手法を活用していくことは有用である。
  • ベンチャー企業は既存市場の隙間を狙い、データから顧客の望むものを把握してサービスに反映させてきた。行政が収集したデータを開放し、ビッグデータを活用した事業実現につなげることで、ベンチャー企業の成長や市場の拡大が期待できる。都庁には、マーケティング5.0の先駆者となることを望みたい。

意見交換等

パーソナルデータ等を活用した事業展開の可能性などについて意見交換した。

記事ID:001-000-20231013-002953