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第1回 ソーシャル・インパクト・ボンドについて 工藤七子氏

更新日

第1回 都庁マネジメント本部

日時

平成30年6月13日(水) 14:00~15:00

場所

都庁第一本庁舎7階小会議室

出席者

知事、副知事、教育長、東京都技監、政策企画局長、総務局長、財務局長、政策企画局次長 ほか

議題

ソーシャル・インパクト・ボンドについて

内容

外部有識者((一財)社会的投資推進財団常務理事 工藤七子氏)を招き、ソーシャル・インパクト・ボンドに関する講義と意見交換を行った。

講義の概要

【講義テーマ】「新しい官民連携のしくみ ソーシャル・インパクト・ボンドの可能性」

  • 「ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)」とは、2010年にイギリスで始まった民間資金を活用した官民連携による社会課題解決の仕組み。「ボンド」とあるが債券ではなく、官民連携の仕組みのことを呼ぶ名称。
  • 通常の行政サービスの民間委託では、成果の有無にかかわらず活動にかかった経費を支払い、事業の成果が達成されたか問わないケースが多い。一方、民間の資金提供者から資金調達を行い、独立した機関が評価し、所定の成果を達成できれば後から行政が資金提供者に返済するSIBの手法が2010年にイギリスでスタートした。
  • 海外の動向として、SIBの実施事例については25か国108件、福祉分野での実施が多く、案件の規模としては1~5億円未満が多い。
  • 国内では、政府の成長戦略に位置付けられているほか、糖尿病性腎症等重症化の予防やがん検診受診率向上などの事例がある。
  • 都においては、ヘルスケアや起業・就労支援などの分野での活用が考えられる。

意見交換等

海外や国内の事例等を踏まえて、都におけるソーシャル・インパクト・ボンド活用の可能性などについて意見交換した。

記事ID:001-000-20231013-002950