第4回 東京の国際競争力について ―その実態と課題― 市川宏雄氏
- 更新日
第4回 都庁マネジメント本部
日時
令和元年6月18日(火) 15:30~16:30
場所
都庁第一本庁舎7階小会議室
出席者
知事、副知事、教育長、東京都技監、政策企画局長、総務局長、財務局長、生活文化局長、環境局長、産業労働局長、戦略政策情報推進本部長 ほか
議題
東京の国際競争力について ―その実態と課題―
内容
外部有識者(明治大学名誉教授、大都市政策研究機構理事長 市川 宏雄氏)を招き、東京の国際競争力について、講義と意見交換を行った。
講義の概要
【講義テーマ】「東京の国際競争力について ―その実態と課題―」
- 「世界の都市総合力ランキング(GPCI)」とは、6分野70指標を用いて世界の主要都市の「総合力」を評価し、順位付けしたものである。これによる直近の順位は1位がロンドン、2位がニューヨークであり、この2都市は特定の指標が強いという特化型である。一方、3位の東京はバランス型と言える。
- 政策が都市の総合力に及ぼす効果を明らかにすることを目的とし、GPCIの政策効果シミュレーションを行った。趨勢の予測では、2035年に東京はパリに抜かれて4位になっているが、政策効果予測を追加すれば、東京は2位のニューヨークには追いつけないものの、3位を維持できるという結果となった。
- 日本の主要都市を相対的かつ多角的に分析することで各都市の特性を明らかにする評価も行っている。東京は経済・ビジネス分野では優位だが、研究・開発分野や文化・交流分野などは他都市に優位性がある。東京の実態を他都市との比較でみると、必ずしも東京一極集中とは言い切れないのではないか。
意見交換等
東京の国際競争力の向上に向けた課題などについて意見交換した。
記事ID:001-000-20231013-002961