第1回 都庁マネジメント本部
日時
令和3年5月21日(金) 16:45~17:45
場所
都庁第一本庁舎7階中会議室(オンライン開催)
出席者
知事、副知事、東京都技監、政策企画局長、総務局長、財務局長、デジタルサービス局長、オリンピック・パラリンピック準備局長、福祉保健局長、病院経営本部長 ほか
議題
コロナワクチン先行国の動向から読む、日本の今後の展開
内容
外部有識者(株式会社日本総合研究所 主席研究員 藻谷浩介氏)を招き、コロナワクチン先行国の動向から読む、日本の今後の展開について、講義と意見交換を行った。
講義の概要
【講義テーマ】コロナワクチンは変異株に効くのか? 先行国の動向から読む、日本の今後の展開
- 新型コロナウイルスへの対処に当たっては、前提を置いた「理論」や「モデル」によるのではなく、各国・地域の数字の比較による事実の確認と、「反証」の有無の確認を通じて、判断することが重要である。
- 各国のワクチン接種状況と新規陽性判明者数を統計で確認すると、変異株に対してもワクチンは一定の効果があることを確認できる。しかし、ワクチン接種により国民の気分が緩むことでリバウンドが起きる国も多く、抑止効果の発現には数か月かかる。
- ワクチンが出来ても「ウイルス根絶」は不可能である。そのため、一定の感染発生を「定常状態」として対応できる医療体制が不可欠である。都道府県比較で対応できている県があるのだから、他の県も同じことが出来ないはずはない。