第2回 50・100年先を見据えたベイエリアでの持続可能なまちづくり 北野宏明氏
- 更新日
第2回 都庁マネジメント本部
日時
令和3年6月14日(金) 15:00~16:00
場所
都庁第一本庁舎7階中会議室(オンライン開催)
出席者
知事、副知事、教育長、東京都技監、政策企画局長、総務局長、財務局長、デジタルサービス局長、環境局長、産業労働局長、港湾局長 ほか
議題
50・100年先を見据えたベイエリアでの持続可能なまちづくり
内容
外部有識者(株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役社長 北野宏明氏)を招き、50年・100年先を見据えたベイエリアでの持続可能なまちづくりについて、講義と意見交換を行った。
講義の概要
【講義テーマ】Cybernetic Tokyo Bay
- まちづくりにおいては、「情報技術やテクノロジー」と「建築」、「都市」のライフサイクルの違いを認識した上で設計・構造することが重要である。今の最先端技術を基準に計画してもそこに人が居住する時には時代遅れになる。 また、成功の指標を定めるとともに、天災や疫病などの様々なリスクシナリオを考えていく必要がある。
- また、街を設計する上では、サプライサイドの論理に依るのではなく、住民ファーストの視点で安心・安全、医療、教育という価値の提供を目指すことが重要である。
- 「湾岸生態系の構築」「Resilient City」「妄想の現実化」の3点を今回の設計思想として挙げる。生物学的、文化的、人的などあらゆるレベルでの多様性とそれを包摂するエコシステムが形成され、災害やエネルギーにおいて何があっても生き残れるレジリエンスを持ち、妄想の現実化を前提とした都市設計を東京都は打ち出すべきである。
【意見交換等】
ベイエリアでの持続可能なまちづくりに関し、海外のスマートシティの先行事例等を踏まえ、目指すべき方向性について意見交換した。
記事ID:001-000-20231013-002972