第1回 ChatGPTの光と影:社会 特に教育への影響について 新井紀子氏
- 更新日
第1回 都庁マネジメント本部
日時
令和5年5月16日(火) 16:00~17:00
場所
都庁第一本庁舎6階ホール
出席者
知事、副知事、教育長、東京都技監、政策企画局長、総務局長、財務局長、デジタルサービス局長、スタートアップ・国際金融都市戦略室長 ほか
議題
「ChatGPTの光と影:社会 特に教育への影響について」
内容
外部有識者(国立情報学研究所 社会共有知研究センター 新井紀子センター長)とAIの仕組みや今後の展望について、講義及び意見交換を行った。
講義の概要
【講義テーマ】「ChatGPTの光と影:社会 特に教育への影響について」
- ChatGPTの出力は、もっともらしさを最適化するように設定されており、実はファクトが出現するのは副産物
- ChatGPTの性質を熟知して、自らにとって高度な専門性がある分野で使うと、生産効率が異様に高まる。専門性がないとファクトチェックに時間がかかり過ぎ、かえって生産性が下がる。AI時代の人に求められる能力は、高度な読解力と判断力。
- AIの発達によって、ホワイトカラーの多くが機械代替される。そうすると高等教育費を回収する見込みが立たなくなり、大学進学率は低迷する可能性がある。
- 学校や塾で学ぶレベルの知識やスキルの中には、生成系AIで代替されるものが多い。学校のあるべき姿というのが問われてくる。
【意見交換等】
教育現場や行政におけるAIの活用方法などについて意見交換を行った。
記事ID:001-000-20231012-002052