第9回 海底鉱物資源の開発 加藤泰浩氏
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第9回 都庁マネジメント本部
日時
令和5年10月16日(月) 16:15~17:15
場所
都庁第一本庁舎6階ホール
出席者
知事、副知事、教育長、東京都技監、政策企画局長、財務局長、産業労働局長 ほか
議題
「海底鉱物資源の開発」
内容
外部有識者(東京大学大学院工学系研究科 教授 加藤泰浩氏)と議題について、講義及び意見交換を行った。
講義の概要
【講義テーマ】「海底鉱物資源の開発」
- 東京都に属する海域の海底には、最先端産業やエコ産業に必須のレアアースを含むレアアース泥と、蓄電池の材料となるコバルト・ニッケル等のバッテリーメタルを含むマンガンノジュールが豊富に存在している。
- これらの資源が開発に至ってない最大の理由は、5000mから6000mという非常に深い水深にあるが、海外では深海石油開発や1970年代のマンガンノジュール揚鉱試験に基づくエアリフト技術が進んでおり、その技術を活用することで、開発は可能と見込まれる。
- 陸上の鉱山から採れるレアアース資源は偏在しており、海底鉱物資源の開発は経済安全保障上も世界的に重要な課題となっている。
- 日本のレアアース製品産業の規模は年間5兆円と言われるが、国産の海底鉱物資源の開発により我が国独自のサプライチェーンを構築し、レアアース製品産業を拡張・創出することで、これを大きく伸ばすことができる。
【意見交換等】
海底鉱物資源開発の実施に係る課題などについて、意見交換を行った。
記事ID:001-001-20240109-010419