1. 政策企画局トップ
  2. 都庁横断の取組
  3. 東京2020大会の取材拠点 東京都メディアセンター
  4. TMCブリーフィング
  5. 都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト/オリンピック・パラリンピック準備局

都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト/オリンピック・パラリンピック準備局

更新日

[はじめに]この記事についてご留意いただきたいこと:

  • 令和3年7~9月に東京都メディアセンターで国内外のメディア向けに行ったオンラインブリーフィングの内容を、ウェブ上で読みやすいように編集して記事にしたものです。
  • オンラインブリーフィングは日本語と英語の逐次通訳で行われました。そのため、スライドの中には英語のみで表記されているものもありますが、ご了承ください。
  • 内容はブリーフィング時点のものであり、現時点とは事業内容等が異なる場合がありますので、ご承知おき願います。

都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト

多くのメダリストが誕生している東京 2020 大会ですが、この大会でアスリートに授与される全てのメダルが、日本全国から集めたリサイクル金属で製作されたことをご存じでしょうか。本日は、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」についてご紹介します。

都市鉱山とは、家庭などに眠っている金属資源のことで、携帯電話をはじめとした小型家電などに含まれています。このプロジェクトでは、その都市鉱山を活用するため、日本全国に回収ボックスを設置して、国民の皆さまから、使用済み携帯電話やパソコン、デジカメ、ゲーム機などの小型家電を提供いただき、そこから抽出された金属を原材料にメダルを製作しました。

こうした取組は、オリンピック・パラリンピック競技大会史上初の試みです。プロジェクトの実施に当たっては、主催の組織委員会のほか、東京都、環境省、株式会社NTTドコモ、一般財団法人日本環境衛生センターと、官民が連携して取り組みました。

東京都では、都庁舎に加え、都営地下鉄主要駅13箇所、都立文化・体育施設など21箇所と、順次、回収拠点を拡大するとともに、都が主催するイベントでもメダル協力ボックスを設置するなど、プロジェクトに協力してきました。都庁舎でのイベントでは、水泳の北島康介選手をはじめ、オリンピアン・パラリンピアンの方々が駆け付け、協力を呼び掛けてくださいました。

 

TMCブリーフィングスライド:都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト(1)

 

また、海外からも、水泳のイアン・ソープ選手、リー・シェンロンシンガポール首相、IOCのバッハ会長など、多くの方々のご賛同をいただきました。 さらに、パリ市のご協力のもと、パリ市内で300個以上の携帯電話が回収され、フランス大使が都庁に届けてくださいました。

このように、多くの方々に参画いただいた結果、2017年4月から2019年3月までの2年間で、金・銀・銅あわせて約5,000個のメダルに必要な金属量を100%回収することができました。なお、都庁舎における最終回収数は、14万5,934個でした。

このプロジェクトにより、小型家電リサイクルの定着と環境にやさしい持続可能な社会が東京 2020大会のレガシーとなることを、期待しています。

 

TMCブリーフィングスライド:都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト(0)

 

※このブリーフィングは、2021年7月31日に実施されました。

参考

記事ID:001-000-20231012-001949