東京の食材・木材等の魅力/産業労働局
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[はじめに]この記事についてご留意いただきたいこと:
- 令和3年7~9月に東京都メディアセンターで国内外のメディア向けに行ったオンラインブリーフィングの内容を、ウェブ上で読みやすいように編集して記事にしたものです。
- オンラインブリーフィングは日本語と英語の逐次通訳で行われました。そのため、スライドの中には英語のみで表記されているものもありますが、ご了承ください。
- 内容はブリーフィング時点のものであり、現時点とは事業内容等が異なる場合がありますので、ご承知おき願います。
東京の食材・木材等の魅力
多くの人々がイメージする東京とは、ビルが建ちならび交通網が発達した大都市ですが、一方で、東京には豊かな自然を織りなす森や田畑、海もあります。ここでは、自然の恩恵を受けながら農業、林業、水産業が営まれています。
新鮮な東京産食材に恵まれ、また、多摩地域で産出される木材「多摩産材」の利用を都では進めています。今日は、これから皆さんに東京の「食材」と「木材」の魅力についてご紹介します。
東京の食材の魅力
東京の都市としての魅力の一つが、「食」の魅力。東京は、世界でもトップクラスの「美食都市」ですが、東京には、生産者が丹精込めて野菜や果物、肉、卵、魚介などの食材を生産する姿があります。その魅力は様々ですが、何より、「地産地消に根差した魅力」があります。
代表的なものとして、
- 野菜や、果物では、コマツナ、アシタバ、ナシ、ブドウ、キウイフルーツ
- 海の幸として、キンメダイ、メカジキ
- 豚肉のTOKYO X(トウキョウ エックス)
オリンピック・パラリンピックの開催時に「東京都メディアセンター」が開設されていた施設「東京スポーツスクエア」では、東京、日本各地の産業、食の魅力を発信する、「Tokyo Tokyo ALL JAPAN COLLECTION」を開催しました。
続いて、東京産木材「多摩産材」の魅力についてご紹介します。
このイベントでは、感染防止対策を万全にした飲食店で、毎週異なるメニューを提供していました。串カツやドライカレーなどを提供していた際には、串カツの食材には、「東京都GAP」認証を取得した玉ねぎを使用していました。
また、1階のメインホールでは、東京産の原材料や東京に伝わる伝統的手法等で作られた、東京ならではの加工食品「TOKYOイイシナ」の販売も行っていました。
東京の木材の魅力
続いて、東京産木材「多摩産材」の魅力についてご紹介します。
日本は、国土面積の3分の2(67%)を森林が占めていますが、東京都も、その面積の4割を森林が占めています。豊かな森林資源に恵まれ、日本は古来から木材を建築資材等として活用し「木の文化」を育んできました。
こうした「木の文化」を海外の皆様にもお伝えしようと、東京2020大会ではオリンピックスタジアムや有明体操競技場など、国内産の木材を活用した施設が競技会場とされました。また、東京の木材、「多摩産材」は、主に、スギとヒノキからなりますが、大会関連施設の内装や什器、選手村ビレッジプラザ、休戦ムラールなどに活用されていました。
このほか、多摩産材は、お店のテーブルやインテリア、住宅や、駅舎や図書館、保育園・幼稚園などの身近な施設で活用されています。森林は、水や大気、景観など、都市の快適環境の源泉であり、身近な木材を活用することは、森林の循環につながり、地球温暖化対策にも寄与すると考えています。
東京都では、日本各地と連携して、国産木材の魅力発信拠点「MOCTION(モクション)」も運営していますので、お時間がありましたら、是非、ホームページ などご覧ください。
※このブリーフィングは、2021年9月1日に実施されました。