アートにエールを!/生活文化局

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[はじめに]この記事についてご留意いただきたいこと:

  • 令和3年7~9月に東京都メディアセンターで国内外のメディア向けに行ったオンラインブリーフィングの内容を、ウェブ上で読みやすいように編集して記事にしたものです。
  • オンラインブリーフィングは日本語と英語の逐次通訳で行われました。そのため、スライドの中には英語のみで表記されているものもありますが、ご了承ください。
  • 内容はブリーフィング時点のものであり、現時点とは事業内容等が異なる場合がありますので、ご承知おき願います。

アートにエールを!

東京都では、令和2年4月に全国に先駆けて「アートにエールを!東京プロジェクト」を立ち上げました。本日は、この「アートにエールを!東京プロジェクト」について、ご説明します。

新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの公演やイベント等が延期や中止を余儀なくされました。そこでアーティストやクリエイター、スタッフの方々の活躍の場が失われた状況の中、東京の文化の灯を絶やさないためには、アーティストやクリエイターの方々が創作への意欲を失うことなく、活動を継続していただくことが重要であるとの認識から、芸術文化活動を幅広く支援する緊急対策として開始したものです。

 

TMCブリーフィングスライド:アートにエールを!(2)

 

まず、「個人型」は、一回目の緊急事態宣言発令下における緊急支援であり、作品を自宅などで制作していただくとともに、動画作品をウェブで公開し、多くの都民の皆さんに気軽にアートに触れ、おうちでも楽しい時間を過ごしてもらうための支援事業です。

具体的には、個人や少人数のグループのアーティスト等から、自由な発想に基づく企画で制作された5分ほどの短い動画作品を募集しました。その結果、プロとして活動している音楽家や俳優、舞踊家、画家などのアーティストに加えて、演出家や脚本家、音響、照明といったクリエイターやスタッフの方々から多数の応募があり、約20,000名の方々にご参加いただきました。

作品のダイジェスト映像がありますので、こちらをご覧ください(動画の公開は終了しました)。

これらの作品は、「3密」を避けて自宅などで制作されており、都からアーティストへ出演料相当をお支払いしました。また、都民の皆さんは学校が休校になるなど、極力外出を控えていただいていた時期ですので、動画作品はウェブで公開し、多くの都民の皆様にもご覧いただき楽しんでいただきました。

 

TMCブリーフィングスライド:アートにエールを!(3)

 

次に、「ステージ型」は、一回目の緊急事態宣言が解除された時期において、感染防止対策を徹底して行って、新しい鑑賞環境・創作環境を意識した作品を制作する、音楽、演劇、伝統芸能団体などに対して支援を行いました。

具体的には、都内の劇場・ホール等で予定していた公演が中止・延期となった団体が、無観客や入場を制限して公演を行い、その公演を一定期間オンライン配信した場合に、制作支援金と動画撮影費用の支援を行いました。昨年度は、300団体を採択しました。また、今年4月からも100団体に対して追加支援を行っています。こうした支援により作られた、ステージ型の動画をダイジェストでご覧ください(動画の公開は終了しました)。

東京都では、このようにアーティストへの支援を通して文化面から東京都の魅力を発信するために、様々な事業を進めております。本日ご説明した「アートにエールを!」につきましては、専用サイトにて約8,000本の動画を公開しておりますので、ぜひご覧ください(専用サイトの公開は終了しました)。

 

TMCブリーフィングスライド:アートにエールを!(0)

 

※このブリーフィングは、2021年7月30日に実施されました。

参考

記事ID:001-000-20231012-001941