お茶の水女子大学

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公開イベント「地球の未来を守る:持続可能な未来のために大学が果たす役割」開催

2023年4月7日、公開イベント「地球の未来を守る:持続可能な未来のために大学が果たす役割」をグローバル協力センターと開催しました。オックスフォード大学における持続可能な未来を守るための取組を、同大学リナカ・カレッジのニック・レイミュ-ブラウン学長が紹介されました。生物多様性に関する研究と教育には、各大学が独自の特性に合わせ取り組みながら国内外で連携する意義があり、また、学生は社会に影響を与える活動家の役割があるため活発に声を上げてほしいとのお話でした。一般の方含む160名ほどの来場者の質疑を交えながら盛会のうちに終了しました。

写真:公開イベントのポスター
公開イベントのポスター

学内公開講座「本物のダシを味わうことは教養である in Tokyo」開催

2023年11月1日、NPO法人日本料理アカデミー協力の下、京都の一流料亭シェフをお迎えし、ダシとSDGsの関連についてご講演いただき、実際に料亭5軒のダシを試飲しました。日本料理の根幹をなすダシは、生産から消費に至るプロセスで、自然食材が繰り返し使われ余剰なエネルギーが省かれるといいます。目標12「つくる責任つかう責任」はじめ多くのSDGs達成に繋がるとのお話に、学生達は静かに聞き入る様子でした。料亭別ブースに分かれると、実際のダシの取り方や食材の生かし方などを熱心に質問し、ダシの力強さと汁椀の繊細さに魅了されていました。

写真:料亭の若主人からお吸い物を受け取る来場者の様子
料亭の若主人からお吸い物を受け取る来場者の様子

OCHA-SDGs学生委員による昆虫食委託販売(コオロギ食フェア)

地球温暖化対策に対する貢献度が高く、より豊かな未来の食の選択肢としても注目されている昆虫食。本学由良敬教授が所属するムーンショット型農林水産研究開発事業の支援のもと、本研究所の実働部隊OCHA-SDGs学生委員が昆虫食の一つとして注目されているコオロギ食の委託販売を大学生協と一緒に企画・実行しました。販促動画の作成や附属高校との連携など学生が主体となって取り組んだ結果、大きな反響を呼び、学内のSDGsに対する関心を喚起することができました。この結果を受け、大学祭(徽音祭)でも企画の一つとして再びコオロギ食フェアに取り組みました。

写真:生協に設置した販売コーナー
生協に設置した販売コーナー

SDGs推進研究所設立記念キックオフシンポジウムの開催

お茶の水女子大学では、今年度からSDGs研究所が新設されました。その活動の軸となる生活者起点のSDGs推進研究・活動「OCHA- SDGs」を紹介するとともに、様々なセクターの関係者とディスカッションすることを企図し、2022年10月19日にシンポジウムと産官学交流会を開催しました。企業、大学、行政機関等から 約380 名の参加がありました。附属学校園からの一貫教育を行っている本学が、食やジェンダーの分野で生活者起点のSDGs推進を行う意義、産官学連携の重要性、学生委員主体の活動について認識を深めることができました。

写真:小池百合子都知事からの挨拶
小池百合子都知事からの挨拶

 

写真:パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子

ジェンダーと生活者の視点からSDGs推進のための研究・実践へ

お茶の水女子大学は創立以来女性リーダーの育成に努めてきました。発展途上国の女性の教育や幸福に資するべく、グローバル協力センター及びグローバル女性リーダー育成研究機構を中心に活動してきましたが、令和4年4月には新たにSDGs推進研究所が設置されました。本学の特色を生かした生活者視点での研究推進と附属学校園も含めた実践活動から、持続可能な社会を目指して全学体制でSDGsに取り組みます。

画像:ジェンダーと生活者の視点からSDGs推進のための研究・実践へ

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令和5年度「東京都と大学との共同事業」

都営バスのリアルタイム運行データを用いた渋滞検知サービス

参加大学 早稲田大学、お茶の水女子大学
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都バス池86 系統沿線(明治通り 渋谷~池袋間)の渋滞情報サンプル

都営バスのリアルタイム停留所発車時刻データと機械学習(AI)を組み合わせて、新たな渋滞検知サービスを開発し、WEBサイトで渋滞情報を提供します(既存サービスではカバーしていない地元に密着した一般道路エリアまで検知を拡大)。また、開発した渋滞検知方法を公開し、第三者への技術移転を目指します(カーナビやスマホアプリによるルート検索の精度向上に貢献)。東京2020大会に向けた混雑緩和の取組をさらに発展させ、脱炭素社会実現にも貢献します。

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◆令和5年3月31日更新

都営バスのオープンデータを活用するとともに、現場調査を基に運行特性を反映したAIによる機械学習を組み合わせ、新たな渋滞検知サービスを開発しました(精度83%、検知率83%)。都営バスの渋滞情報をWebサイトで随時提供(赤い矢印の箇所)し、今後、都の交通渋滞対策の取組と連携し、脱炭素社会実現にも寄与します。

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